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こちらのコンテンツでは、かん子先生おすすめの本を一日一冊ずつ、ご紹介しています!
特に図書館司書の方は必見です!


赤木かん子の「今日の一冊 Total:756 (756)

   

全リスト(最新順)

81 番〜 90 番を表示 (全 756 枚)« 1 2 3 4 5 6 7 8 (9) 10 11 12 13 14 15 16 17 18 ... 76 »

折る幾何学 約60のちょっと変わった折り紙

折る幾何学 約60のちょっと変わった折り紙
著:前川 淳

高野文子さんが、表紙イラストを描いてます!
なんか、カッコいいね!

単行本: 127ページ
出版社: 日本評論社
サイズ: 25.9 x 18.4 x 1.4 cm

2017/03/29 更新

炎の女

炎の女
著:ローレンス・サンダース

ローレンス・サンダースはアメリカのベストセラー作家で超がつくほどうまいのに、エド・マクベインとは対照的に日本では全然人気がでなくって忘れられてしまった作家だ。
ミステリー作家たちがサンダースのことを書いているのも読んだことがない(といってもミステリー雑誌を全部読んでるわけではないので書いていたかも知れないけど)。
十戒をタイトルにした大罪シリーズというのがあるんだけど、それすら日本じゃ出版社が違ってるというありさま。
彼の作品で「炎の女」という、もう男たちの横暴には我慢できない、と立ち上がった女たちが男たちに目には目を、でやり返す話がある。
たとえばレイプで無罪になった男を即日吊るす……。
養育費を払わない男を殺す……。
そうして自分たちがやった、と発表するのだが、証拠がないので捕まえられない。
でもそうするとその月のレイプの件数がバン、と減る、養育費の払いがよくなるのだ……。
ほら、リベラルな連中が何年かかってもできなかったことを私たちは一月でやってのけたわ!
というわけで、彼女たちは米軍基地からミサイルまで盗みだし、軍事訓練をし、最終的には大統領選挙に乗り出すのだ……。
参謀には、ベトナム戦争に絶望した優秀な退役軍人がつく。
女のバックアップを男がするのだ。

そうして、どんなに口で避難しようとも、投票ブースに入ったら一人よ!
アメリカ人はね、結局、強いものが好きなのよ!
といい放つのだ。

ほら、なんか、思い出しませんか?
(笑)

賢い人間は自分だけがよければいい、とは決して考えない。
そうするとどうなるか、囲碁や将棋の定石のように、結果は歴史が証明していることを“勉強して”知っているからだ。

でもそれを理解するにはかなりの頭がいる。
それは複雑な、難しい詰め将棋の手のようなもので、その手を追っていくのも骨がおれるし、結果がでるには何年もかかる。
おまけに現実は将棋の駒のようにはいかない。
現実にルールはないし、駒が決まっているわけでもない。
実際大型のハリケーン一つで情勢も変わる。

いまのアメリカは、なりふり構わずアメリカのために(本当は、そのなかの白人のために、でしかないが)動けるから、最初の半年、一年はアメリカは好景気になり、稼げるだろうと思う。
そういう意味ではいままでのアメリカの大統領が決してやらなかったこと、やれなかったこと、をやれるのだ。

でもそのツケは大きいでしょう。アメリカ以外の国は大変だ。
そうして結局は、アメリカにもそれは返ってくる。
でもそれは、アメリカが自分で選んだことだ。
民主主義で、独裁者を選んだのだから。

情けはひとのためならず
とはよくいったものだと思う。
そしてその逆も……。
人をいじめたツケは何十年も何百年もたたる……。
されたほうは決して忘れないからだ。

いまから100年後に、この時代はどう語られるのだろう。

翻訳ものの写真がみつからなかったので、原書の写真です。
サンダース……ホントに売れなかったんだなぁ……うまいのに!

2017/03/28 更新

聖エセルドレダ女学院の殺人

聖エセルドレダ女学院の殺人
著:ジュリー・ベリー
翻訳:神林 美和

久しぶりに面白い本を読みました。
イングランド、1890年……だからホームズとおんなしくらいだな……生徒七人の“聖エセルドレダ女学院”が舞台……。
女学院といっても勉強するんじゃなくて、女だてらに(と当時は当然のように思われていたわけですね)医者になりたい12歳(最年少)のルイーズから、ハンサムな男を見ると自分の魅力を試してみたくてたまらない奔放なメリー・ジェーンまで、要するに娘を良妻賢母にしたい(かつ、目の前から消えてくれればラッキーという)親からお嬢さんを預かって料理だの掃除だのを仕込む学校です。
というわけでこの七人は全員うちには帰りたくなかった……なのにある日曜日のディナーで校長と校長の弟が突然死んでしまう……。
警察に言うと親のところに帰らなければならない、かつ、仲良しの七人は離れたくない、というわけで、なんとこの七人は二人を庭に埋め、校長不在をごまかし、自分たちだけで生きていこうという無謀な賭けに出るのです。
入れ替わり立ち替わりやってくるご近所さんたちを必死になって撃退し、あげくのはては一人が校長のふりをしてごまかし、ここらへんはアメリカのドタバタ喜劇ですね、そのあいまあいまに、ルイーズは盛られた毒が青酸カリだということを証明し、誰が、なぜ、校長を殺したのか、という謎を解きにかかります。

で、これって殺人さえなければ完全に児童文学だと思うんだよね。
それを大人の本として、といっても東京創元社だからYAだって出してるけど、文庫本でだしてきたか〜、ですよ。
もういよいよほんとに、児童書と一般文学は融合しちゃったな、と思います。
同じ創元文庫のSF、ビジョルドの“ヴォルコシガン”シリーズなんかも、昔だったらジュブナイルだよなぁ、と思う。
ジュブナイルにしちゃ分厚すぎるけど……。
面白いけど……。

はて
児童文学はいったいどうなっていくのでしょうか?

文庫: 392ページ
出版社: 東京創元社
サイズ: 15.1 x 10.6 x 1.4 cm

2017/03/27 更新

 犬猫物語、三冊です。

犬猫物語、三冊です。
1、心あたたまるどうぶつのお話
2、大好きな動物たちの感動ストーリー
3、大好きな動物たちのキズナストーリー

確実にウケるよね!
でも、分厚くて無戔綴じなんで、女の子向けのなかでは珍しく、穴開け糸綴じブッカーかけをしないとバラバラになります。


●心あたたまるどうぶつのお話
著:岡崎 いずみ

単行本: 255ページ
出版社: 学研プラス
サイズ: 19 x 12.8 x 2 cm

●大好きな動物たちの感動ストーリー (キラかわ★ガール)
●オール☆マンガ 大好きな動物たちのキズナストーリー (キラかわ☆ガール)

単行本(ソフトカバー)
出版社: ナツメ社
サイズ: 19×13 cm

2017/03/24 更新

細菌 (ずかん)

細菌 (ずかん)
監修:鈴木 智順

技術評論社のずかんシリーズの新刊です。
これで微生物・細菌系は結構本が揃いましたね。

大型本: 128ページ
出版社: 技術評論社
サイズ: 26 x 18.4 x 1.2 cm

2017/03/23 更新

文庫 井伊直虎 戦国時代をかけぬけた美少女城主

文庫 井伊直虎 戦国時代をかけぬけた美少女城主
著:那須田 淳
イラスト:十々夜

あちこちで本出てるよね。
公共図書館で時代劇コーナー作ってるとこは児童の本も一緒に置くといいですよ。
そうすると、小学生から年配のかたまで、大中小の男子が…… (笑マーク)

単行本(ソフトカバー): 196ページ
出版社: 岩崎書店
サイズ: 17.5 x 11.5 x 1 cm

2017/03/22 更新

1、超ビジュアル! 戦国武将大事典 /2、超ビジュアル! 幕末・維新人物大事典

1、超ビジュアル! 戦国武将大事典 /2、超ビジュアル! 幕末・維新人物大事典
今日は二冊。
西東社の本です。
分厚いむせん綴じなんで、あなあけいととじブッカーかけ、必要ですけど、ボロボロになるまで読まれるでしょう。

●超ビジュアル! 戦国武将大事典
監修:矢部健太郎

単行本(ソフトカバー): 352ページ
出版社: 西東社
サイズ: 20.6 x 15 x 3.4 cm

●超ビジュアル! 幕末・維新人物大事典
監修:矢部健太郎

単行本(ソフトカバー): 352ページ
出版社: 西東社
サイズ: 21.2 x 14.8 x 3 cm

2017/03/21 更新

 明日にトライ! リーチ・マイケル物語 (ブルーバトンブックス)

明日にトライ! リーチ・マイケル物語 (ブルーバトンブックス)
著:ひろはた えりこ

日本のラグビーチームのリーダーが、マイケル・リーチ、というオーストラリア人だということを、知っていますか?
😁
日本ではラグビーは野球ほどはメジャーなスポーツではないし、小学生は普通やらないので、児童のスポーツの棚にラグビーの本はなかった、と思います。
でもスポーツ選手の生き方や考え方は役に立つでしょう。
世界を考える……観点からもオリンピックにも関係してくるので 、入れといてください。

単行本: 191ページ
出版社: 小峰書店
サイズ: 19.7 x 13.5 x 1.7 cm


2017/03/17 更新

動物園大脱走: 機械のしくみがわかる本

動物園大脱走: 機械のしくみがわかる本
著:デビッド マコーレイ

懐かしい……。
機械や建築の中味を描く、ということを考えついた(と思う。マコーレイ以前にはいなかったよね)デビッド・マコーレイの仕掛け絵本です。
今回は動物園から逃げ出すためにあれこれ画策するなかで、てこだの、ネジだの、バネだの、の原理を学べる仕組みです。
最近、物理学、というと、いきなり頭が宇宙にいっちゃってたんで(ビッグバンとか)そうだよね、物理学ってこっちもあったんだ、と思いました。
お金にゆとりがあればほしい一冊です。

大型本: 30ページ
出版社: 大日本絵画
サイズ: 28.4 x 22 x 3.2 cm

2017/03/16 更新

1、紅のトキの空 /2、青空のかけら

1、紅のトキの空 /2、青空のかけら
たまたま同じような話の本があったのでまとめてご紹介。
どちらも優秀な女の子。
“紅”のほうははじめから親はいない
“トキ”は母親はいるけど役に立たない
どちらも情緒障害やそれに近い弟がいて、自分が守ってやらなきゃ!
と耐えず緊張しています。
児童文学といえものは、子どもの皮膚感覚を使って書くものだから、どちらもそういう意味では子ども時代にしか使えない共感能力その他の感覚を見事に使いこなして書いてます。

物語としてとても完成度は高い。
でもいまの日本の子どもたちにはアッピールしないだろうなぁ。
日本の一般的な子どもたちは似てるけど違う問題で悩んでるし外国の話は想像つかない。
そうして、日本の施設で暮らしている子どもたちはたくさんいるはずなのに、そういう子が主人公の話が日本の児童文学にある?
と考えても思い浮かばない。
まぁ私は日本の本はそんなに読まないので、あるのかもしれないけど、あったら賞とか取りそうなもんだよねぇ?

というわけでこの二冊の読者は大人でしょう。
もう933に分類しちゃってもいいと思うよ。
外国のYAは、もう大人の933に入れようよ。
少しは華やかになるよ。


●紅のトキの空
著:ジル ルイス
訳:さくま ゆみこ

単行本: 269ページ
出版社: 評論社
サイズ: 21 x 15.8 x 1.9 cm


●青空のかけら
著:S.E. デュラント
訳:杉田七重

単行本: 284ページ
出版社: 鈴木出版
サイズ: 19.2 x 13 x 2.2 cm

2017/03/15 更新


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